استعراض التقرير

「キラークイーン」で有名な、FLATさんの学園アドヴェンチャーです。
基本的に、主人公の一人称形式で進んでいきます。
ネガティヴシンキングのメイン主人公が、物語の進行とともに、現実感覚を失調させていく——といった感じです。

少し昔の作品なので、絵やシステム面に少々不満が出るかもしれません。
シナリオは練りこんであると思います。ただ、それが必要以上に「考えさせる」モノとなっているので、人を選びます。
Hシーンは、数も少なく、内容も特に濃いものはありません(ただし、他の♂キャラによるレイプ未遂あり)。
一方で、流血は一部にあり、メイン主人公も物語終盤、猟奇的になる場面があります。
音楽は、なかなか良いです。声優さんも、さり気なく豪華です(基本フルヴォイス、主人公パートヴォイス)。

鬱が苦手な方や、H重視の方は、合わないかもしれません。
「鬱屈した主人公が、現実と夢幻の狭間で懊悩する」——といったストーリーがお好みの方は、「買い」でしょう。

ちなみに、プレス版は既に完売し、再販予定もないそうです。