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「ささやき庵 牡丹 伍【高音質バイノーラル】【4時間超】」 へのレビュー
2019年04月16日 伊達さん さん
このレビューは参考になった x 6人
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DLsite Playで確認してみると、自分が同人音声作品を聴き始めたのは14年の半ば。 この最初の一ヶ月のうちに、牡丹さんを1~3まで買っている。 こうして見返すと、惚れてたな、って思う。 そんな牡丹さんの物語のひとつの区切りとなる本作が、とても内省的な作品になっていることが面白いと思った。 星空に意識を沈める導入から、二人だけの世界で幻想の河を下っていくパート、そこからは過去のシリーズ作を辿り直すような展開。 煙草と耳かき、夢を見せない小町、プワゾン…どれも記憶と紐付いたエピソードは、最低限の音だけで静かに聴かせる。 合間合間に入る音叉とオルゴールのインタールードも含め、牡丹さんと二人だけの世界に没入することに特化している。 ASMR的な要素も控えめに、引き算の演出で牡丹さんの語りと息づかいを浮かび上がらせる。 それを飽きさせないのは、やはり演技の部分。 本作中に登場する源氏名の由来のエピソードも印象的だけど、やっぱり自分にとっては小粋さん≒牡丹さんみたいなとこがあって。 本作の演技は、演技力、みたいな事すら超えて、「牡丹さんがそこにいる」、って印象を持った。 エッチパート。 懐古厨めいた物言いになるけど、初期ささやき庵的なテイストを感じるんだな。 してることはシンプルで、でもイチャイチャの濃度は高い。 凄くエロい、というよりは、感情の交感があって、「満たされる」、「胸の暖まる」エッチ。 田中ユタカのマンガ、『初愛』とか読んでるような。 そんな諸要素が絡みあって、「狭い」けど「深い」ような、独特の作品になっている。 それはシリーズがここまで続いたからできることでもあって、ひとつの達成とも言えると思う。 にしてもやっぱり牡丹さんは自分にとっての「特別な人」だ。 「夢は見せない」なんて言ってたけれど、「音や声で夢見る方法」を教えてくれたのは牡丹さんだから。
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