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「Triagain トライアゲイン」 へのレビュー
2013年04月01日 CLYNELISH さん
このレビューは参考になった x 4人
レビュアーが選んだジャンル :
シナリオ ・3ルート、3エンド、選択肢形式 ・尺はやや短め、共通部分が多い ・基本的に地味 ・メイン以外のルートは展開が急で、説得力に欠ける CG ・同人作品としては可〜良の部類。立ち絵も同様 ・枚数は差分抜きで19枚。差分の数はそれなり 音楽 ・OP・EDにボーカルあり ・全12曲、日常的な曲が多め システム ・特に不便は感じられなかった エロ ・3キャラ各2シーン、尺は十分ある ・メインヒロイン以外は少々男性受け的なものが一つずつ ・シチュは素股、パイズリなど ヒロイン達とのありふれた交流を重ねる物語です。凝ったギミックや大きな展開が無いために、人によっては退屈と取りかねないでしょう。しかしこの物語が目指したい方向性を考えたときに、その地味さはむしろ必要なものだったのだと思います。 主人公は三人のヒロインとそれぞれに交流を重ねていきますが、その際に相手に必要以上に踏み込まないことや、それぞれの立場を尊重する姿勢を崩しません。そしてその上で与えられるものを与える思慮を選んでゆきます。 一方で、だからこそ彼は「救い手」にはなりませんし「問題の解決」をすることも出来ません。ある意味、非常に無力な人物でもあるでしょう。 ですが、本作のヒロインが基本的に抱える問題、あるいは抱えることになる問題は、その方向性は別にして、どれも主人公にはどうすることも出来ないものです。結果的に、ヒロイン達は自分自身で決着を付けなければなりません。 そしてどんな場合でも問題に対する決着は、一人ではどうすることも出来ないものです。だからそれをほんの少しだけ一緒に寄り添ってくれる存在として、主人公は存在し、だからこその恋愛が成立してゆきます。そこにあらゆる過剰さが介入する余地が無いまま。 そういった点で、本作は正しく『日常』作品なのだと思います。
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