舉報鑒賞

本作品は、「指図」「命令」「管理」という域を超えて
非常に強く罵倒されることになります。
そして、肝心なところで「じゃあこれでおしまい」と終了させられてしまい、
非常にもどかしい思いをする…それが、この作品の特長です。

シナリオ自体は、成年向けのコミックやゲームなどによくあるパターンですが、
視覚的な刺激には一切頼らず、聴き手に状況を想起させ、声と言葉を用いて
トランスという手法で巧みに聴き手の興奮を煽る。
トランス・催眠音声作品の醍醐味を味わう事ができる作品になっています。

聴き手をシナリオの世界に埋没させ、細かな命令に従わせることで
聞こえてくる声以外の事が考えられなくなる。
その状況で罵倒されるわけですから、少しでもM寄りの性癖を持っていれば、
大変楽しむことができる内容です。

声を当てていらっしゃる誠樹ふぁん氏は、
「メイドのい・い・な・り〜射精管理ボイス〜」の落ち着いた声から一転して
いわゆる「アニメ声」で耳に良く響く、シナリオにふさわしい演技をされており、
両作品の違いを楽しむのもまた一興かと思います。