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家庭教師に誘惑されるシチュエーションは男なら誰しも妄想するもので、
音声作品界隈でもそんな作品は目にすることが多いが、
そんな中、この作品は「先生から誘惑される」感覚を
特に強く感じることができた。

耳が聞こえにくいと訴えたら耳かきをしてもらえることになり、
静かな部屋の中で、耳元でささやかれながら、
ゴリゴリしない、心地よい音で耳の中をもぞもぞしてくれる。
もっと耳を掻いてほしいとせがむと、耳を痛くしてしまうからと、
向かい合って耳を甘噛みされる。

そこまでは、包み込んでくれるような、おっとりした優しい雰囲気だったのに。

次第に激しく舐められていく。
水音の合間に、色っぽい声や吐息が混じってくる。
柔らかい胸を押し付けられ、発せられる言葉も段々と淫靡になっていく。

じわじわと、しかし確実に、獲物を追い詰める動物のように、
自分の教え子のモノに手をつけるのである。
この「段々と淫靡になっていく空気」は、
なかなかほかの作品では見ない(聴かない)気がする。

他に音がしない静けさ・そして囁きというテーマも相まって、
さらにその淫靡さに拍車がかかっている。
家庭教師に手を出されてしまいたい人、ぜひ一聴していただきたい。