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徹底的な焦らしや、ゾクゾクするような囁き。確かに良かった。実に良かった。
特に陽向葵ゅかさんのバイノーラル音声とあっては、
もはやその破壊力たるや説明は不要であろう。
百聞は一見、ならぬ一聴に如かずである。

だけれど、個人的にダントツで気に入っている点がある。
それはこの女友達が段々と発情していく、その描写だ。

本を貸し借りする関係の女友達。
約束なく突然家に入りこんでくるあたり、そこそこに仲は良いのだと思う。

そんな気の許した友達が、
予期せぬ場面に遭遇してしまい、面白半分で自分のことをからかい始めるのだが、
モノを弄るその過程で自分にもスイッチが入ってしまい、自然と吐息が荒く、熱くなる。
前述のバイノーラルと合わせ、湯気を感じてしまうほどに。

いきなりスイッチが入るわけでもなく、平坦なわけでもなく。
時間をかけて、しかし確実に、この友達は自分に発情していくのである。

作品後半では、舌を絡めるキスで互いに発情しきった体をこれでもかと密着させ、
耳舐めとローションで境界線がなくなる程の溶け合う快楽を二人して貪りあい、
最後の最後に昂ったものを全て放つのである。

結論。女友達がただの友達じゃなくなるのって、最高です。
オススメ。