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「ベルダーシュ ~僕と私の逃避行~」 へのレビュー

オススメ! ちょっと泣ける男の娘ゲーの良作

2011年01月21日   otomorui さん

このレビューは参考になった x 4人

自分的には2年前の「オトプリ」以来の神な男の娘ゲー☆

雪の夜、家出をして路頭に迷い凍え死にそうになっていた綺麗な少年を見つけて手を差し伸べた男の娘、雪姫(せつき)、雪姫のマンションに匿われた気弱な少年は、ちょっとSっ気のある雪姫の我儘に逆らえず可愛らしい服を着せられ、メイクを施され、男の娘、「尚伽(なおか)」になる。

最初は嫌がっていた尚伽も、雪姫の時々に見せる優しさと、寂しげな表情そしてちょっと強引でSっぽいエッチに心を惹かれて雪姫を愛するようになる。

男の娘の姿で色んな場所でデェトして絆を深めあう二人。ところが、愛し合う二人を引き裂こうとする影が迫っていた…実は雪姫も家出少年だったのだ。。。

冒頭から、男の娘という生き物の儚さを、掌に落ちる雪がすぐに溶けてなくなる様子に例えていたりとか、全体を貫くムーディーな雰囲気にすぐに引き込まれてしまいました。

この作品はえっち以外の部分で、他の商業パッケージ作品でもあまりお目にかからないリリックと情緒…そして人間の優しさに溢れています。

原宿の裏通りで、雪姫がちょっと無理やり尚伽を性的に虐める場面があるのですけど、その後泣きだした尚伽を本気で心配して謝る雪姫とか、二人の仲を引き裂きに来て、「お前のようなバカ息子は勘当だ!どこへなりと野垂れ死ね!」と冷たく言い捨てた親から後日「どうしても無理になったら帰ってこい」という手紙が来るとか…随所に、舞台となっている冬・雪の寒さと対照的に人の暖かみ、思いやり、愛情を感じさせる表現が出てきます。

もぉね、心が洗われました。
ごめんなさいぼく汚れていました。

後の大団円は二人がウェディングドレスを着て永遠の愛を誓うエッチ、しかもふたりともお互いのおにんにんを受け入れ合うシーンも最高でした。

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