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「- 魔姫の騎士2 -」 へのレビュー

オススメ! 美女とゲス、時々黒い主人公

2014年02月22日   カーテン さん

このレビューは参考になった x 2人

●満足点
・戦闘のパズル的中毒性とその面数
・新要素による戦術の広がりとキャラ立ち強化
・キレのよいテキストで挿入される群像劇
・天然の色気を放っていた絵の技術的進化
・作り手の前へ進む姿勢と転ばないバランス感覚
・お気に入りキャラ(隻眼の女将軍)の新立ち絵での再登場

●不満点
・BADの最終的絵面が前作に比べダークさ低め

3人のヒロインとの純愛&寝取られを裏テーマに、
敵味方の群像を描きつつ戦記ドラマが進行していく構成は前作を引き継ぐものですが、
主人公、ヒロイン勢とも一新されているため、今作単独で十分楽しめる作品となっています。
新ヒロインの中では「愚直系黒髪弓騎士」が好みでしたね。

また戦闘面キャラ立ち面で今作大きく貢献したのが、
固有スキルとレベルUP時のランダム成長の採用だと思います。

将来的な入れ替え要員と目されていたため我が軍の黒タラコ唇は計画性なく育てられ、
そのタフガイ的面構えを裏切る鈍い!脆い!弱い!のがっかり三重苦戦士へと成長しましたが、
いるだけで効果大という強スキルもちであると中盤以降気付き、
結果最終盤まで自分に舌打ちされつつ戦場の置物としてスタメン固定されていました。
しかし最後の最後のレベルアップでちょっと見返してくれたりなど、
何やら終わってみれば彼こそが自分にとっての主人公だったような気さえします。

前作で魅力的だった絵は洗練され、黒エルフ姉妹の褐色に光る脇腹はおろか、
豚のような無能将軍の立ち絵にすら見入ってしまうほどでした。
美女はもちろんゲスがゲスなりの輝きを放っているのが、
絵、テキスト共通してこのシリーズの売りになっていると感じます。

また不満点に上げた堕ち方に関してはあくまで個人的嗜好ですので、
過激すぎるのは苦手という方には逆に良い按排かと思います。

「サークル買いで大丈夫」再びそう思わせてくれる良作でした。

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