Report review

この可愛いビジュアルとは裏腹に、一応リョナものとなる本作。
「一応」と表現したのは描写がそこまでハードではない(と個人的には思った)為。
とはいえ苦手な人はとことん苦手でしょうから、まずは体験版で自分が許容できそうな範囲かどうか判断しましょう。
但し当然、製品版でしか見られない部分もあるので難しいところではありますが…。

ACTとしては、回避を上手に使う事が重要です。
一部の敵がピヨリ攻撃を仕掛けてきて、そこに拘束時間の長い攻撃を食らう…それが何度も繰り返されると精神的にキツくなってきます。
解放され仕切り直しと思っても半ばループ状態になりかねないので回避はとても大切です。
HOW TO PLAYには必ず目を通しましょう。
難易度変更もあるので大丈夫、怖くないですよ?

特筆すべきは主人公である少女、エナ。
モーションのひとつひとつが実に可愛らしく、保護してあげたい気分になったり。
敵を倒したら早く次のエリアに進めばいいものを、意味無く走らせたりジャンプしたり回避行動して和んでみたり。
その一方で「君、出るゲーム間違えてない?」と割と本気で思ってみたり。
そういう女の子が無情にも奴隷商人やモンスターに酷い目に合わされるのですから、興奮するなと言うほうが無理ってものです。

しかし悲愴な表情もそれはそれで絵になりますが、エナのような女の子には笑顔が似合うと思うのです。
という訳で、この愛らしい少女を是非あなたの手で大好きなお母さんの元に帰してあげてください。
そして花が咲いたような、そんな笑顔にさせてあげてください。

さて、気になるは次回作。
今作の続編になる可能性は低いような気もしますが、
今度は美人ママンが拉致され、助けに向かうエナの新たな物語や、
再び拉致された愛娘を救う為、悪に立ち向かう美人ママンの物語を想像しながら待つ事にします。