Report review

本作は数年の開発期間も納得の圧倒的なシナリオ量だったり、多岐に渡るジャンルが散りばめられていたり、王道魔法少女ものだったりと見どころが多い作品となっています。
このレビューはその中でも悪堕ちに焦点を絞って書かせていただきました。

まず、今作の悪堕ち要素は前作であり悪堕ち作品の傑作でもある『TS魔法少女なお!』を超えていると言っても良いかと思います。前作よりも長いシナリオでありながら、物語の後半がほぼ悪堕ち関連の展開で構成されている点が理由の一つです。

また、商業・同人含めて本作ほど高クオリティの悪堕ちが連続する展開はほとんど記憶にありません。正直、一人目(サブの悪堕ちを除く)の悪堕ちで物語が終わってしまうのかなと思ってしまうくらいに丁寧な悪堕ちで、プレイ中は嬉しい誤算でした。

上記のように過程重視派の自分は勿論大満足の展開でしたし、催眠、悪堕ち装置が好きな人にも堪らない展開が多かったように思います(ただし、前作と同じ構成ですので、本格的な悪堕ち描写は『あちら』の視点に入るまで相応の時間が掛かります)。

また、類稀に見る悪堕ち後の描写の多さも本作の特徴でしょうか。日頃「悪堕ちした後のヒロインたちを見たいんだよ!」と感じていた方は特に必見かと。

総じて素晴らしい悪堕ち作品ですので、悪堕ちが好きな方に全力でお勧めいたします

そして、悪堕ちという言葉が明確に使われる以前からこのジャンルの第一線で活躍されてきた『Crooked Navel』様の傑作にして最新作を是非ともプレイしてみてください。