舉報鑒賞

オススメするのに、3つのポイントがあります。

　「II」とあるように、前作の続きです。なんと続きです。前作を見られた方はおわかりでしょうが、あの暴虐に続きができたのです。そこがまず、びっくりポイントの一つ。
　続いては、「I」のキャラのその後と新しい「II」のキャラ達が、各々の性格を保ちながらもうまく絡み合っている点。将軍が起こす暴虐の嵐のみならず、巻き込まれた美女たちの変貌・成長ぶりは今作の見所のひとつです。将軍の野蛮さを飲み込んで消化し、逞しくあるいは凛々しくまでなっています。
　そして最後、将軍の透徹した一貫性。不思議なことに彼のラストは、今までの暴虐をキチンと抱えながらも、清々しく鮮やかなものと思えてしまいます。やりたい放題の台風のような人で、後にはとんでもない爪痕を残すのですが、こんな人いてもいいんじゃないかと思えてしまいます。

　今作には前作のダイジェストがあるので、今作のみでも上記の3つの感動は味わえると思われます。