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スワッピングや寝取らせが好きな人には是非おすすめしたい作品。

段階を踏んだストーリーを合間合間の選択肢などでテンポ良く楽しみつつ、登場人物たちに愛着を持たせ、キャラクターの関係性を把握させることに成功している。

また、その前提があることで、中盤以降のエロシーンの興奮も一入の物と思え、開放感と背徳感の奇妙に入り交じったシチュエーションの数々は素晴らしいもの揃いである。

特筆すべきは、様々なシチュエーションを彩るCGのバリエーションと差分の豊富さで、これでもかこれでもかと、的確多様な差分が小道具的に要所要所で用いられ、見る者の興奮をさらに巧みに煽っている。

次いで言えば、文章も精確で読みやすく、此処ぞと欲しいところに言及しつつも言い過ぎない。センテンスは短く、華々しさがない代わりに奇態を持することもない。
背徳感を売りにする作品に一定以上の文章力が無ければ悲惨という他ないが、その点この作品に心配はいらない。

総じて題名通りのシチュエーションのために丁寧に構成された作品で、CGの見せ方、シチュからシチュへの繋がり方の上手さあり、こちらの期待に応えつつ予想外の球を投げる変幻の妙もあり、大満足の作品であった。
題名から想像されるジャンルが好きな人は是非とも購入して欲しい。期待を大きく裏切ることはないだろうから。

見れば前作から三ヶ月でのリリースだが、作者の力量は全く見事なものだと感服しきりで、これからも応援したいと思った。