舉報鑒賞

俗にいう世紀末的な世界での物語なのですが、そういうものにはお決まりでついて回る悲壮感や無法性といったものはあんまり感じません(環境の過酷さや食糧難などはありますが)ゲーム内で流れる音楽や住民たちの性格、主人公の人間性など、できるだけ明るい雰囲気にしようと努力されているようです。大戦後の荒廃した世界というともすれば重くなりがちな世界観を、これほど明るく日常的なシナリオに仕立て上げている技術力は素晴らしい思います。

ゲーム部分に関してはやや不親切であったり、察しにくい部分もあったりもするのですが(これはいかにも、な建物が建ってあるけど最後まで結局何のイベントにも絡まない建物があったり、ただの通り道でいきなり重要イベントが始まったり)むしろ最近の親切すぎる「次の目的まで完全指差し誘導型」ゲームに慣れ過ぎている私達の感覚のせいかもしれません、現実世界でも何が重要なのか完全に把握できる人はいないでしょうしね。

イベントシーンに関しては…うん、やはり無感情な娘が徐々に積極的に情熱的、感情的になっていく姿が大好物な私には堪りませんでしたw
主人公も変にカッコつけだったり、知的ぶってたりはしておらず、現実世界でその辺りにいる若者の縮図のような性格で妙に親近感が湧きました。気取らず飾らず…エロシーンもそんな感じで進むのでそれが珍しくてどんどんプレイしたくなってきました。

個人的にサブクエスト開始の「テロリロリン♪」クエスト完了の「ポンッ♪」の流れがなぜだかわからないのですが癖になりそうです、次の仕事をくれ!次のをw

重い世界観に似合わない軽快で明朗なムード、住民たちのバカっぽいが逞しい生活、エミリアさんの感情の発露、総評としましてなかなかのおすすめです!

…ああ～、爆乳アタッチメントはもうちょっと使って欲しかった～