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「イルネスの手」 へのレビュー

『主人公を通して光景を眺める』物語

2016年11月10日   Y&M さん

このレビューは参考になった x 2人

幾つかこのサークルさんの作品の体験版をプレイし、独特の退廃した世界観に惹かれて今回製品版を購入しました。

世界観と共に、人を選びます。吹雪の吹き荒ぶ土地、木々の中を僅かな明かりを頼りに進み、少しずつ終わってゆく“探索”ゲームです。

(ゲーム、と言うよりはサークルさんの名でもある
WOODGLIM…“森の灯り(GLIMには、『目、一片』の意味も)”
の通り、WOODGLIMというサークルさんが紡ぐ物語(森)の、ほんの一片の出来事に“灯り”を照らし“目”を向けた「短編」に過ぎないのだと思います)

他体験版をプレイしていると、ちょこちょこ繋がりがあったりし、ある物語の一つの「罪」の部分をこのゲームで垣間見る事が出来ます。

カップリング要素はほぼ皆無で、どちらかと言えば『G18R』。
主人公の視点と置かれた状況は、あくまで「物語の主人公」の物であり、「プレイヤーが感情移入する主人公」としては作られていません。
あくまで、「物語の主人公の行く末を見届ける」ゲームとなります。
主人公の今までの人生、人間関係、「イルネス」の正体──そういった物が明確に語られることはなく、現在の主人公の置かれた状況と僅かな情報から推測すること。それが要求されます。

ゲーム自体は、隅々まで捜索しアイテムを手に入れれば30分前後、マップの構造を理解してしまえば5分前後でクリア出来てしまいますが、詰まった情報を噛み砕くには数回プレイしつつ、他の物語にも目を向ける必要があるでしょう。

この森がどこまで広がり、どんな結末を迎えるか。
興味のある方は、体験版で世界観を頭に入れ、そっと踏み入ってみては如何でしょうか。

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