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「新竹取物語 1000年女王(2)」 的鑒賞
2018年08月16日 穂積 先生/女士
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1巻まででも充分に難解だったのに、また一段と難解さを押し上げる出来事がこの2巻では起こります。 [作品内容]に書いてあるように、「現行の1000年女王」と「来期の1000年女王」が登場するのです。 まあ、前者は1巻の最初から登場している本作のメインヒロインなので、新顔ではないのですが、難解さの所以はそのビジュアルです。 まるで一卵性双生児やクローンのようにそっくりで、並び立っても見分けはつかないのです。 いえ、漫画的な描き分けの問題ではなく、作中の視点でも判別が困難らしいです。 って言うか、ただでさえ未知の1000年女王に現行と来期が居て、おのずと「歴代」や「姉妹」の存在までほのめかされたのでは頭がこんがらがること疑い無しです。 作中でも主人公を含む地球人達が付いて行けずに匙を投げる気配すら見せています。 それに伴って惑星も接近し、緊張感が高まっています。 現行と来期の対決も長身の美女同士が睨み合って緊迫感がピリピリします。 [シリーズ作品一覧]を見ての通り、あと3冊分続刊があるとわかっているのに、もうクライマックスなんじゃないかと思うくらい衝撃の連続です。 でも、謎はまだ解けません。
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