舉報鑒賞

薬を使ったとか寝込みを襲ったとか、それなりに体力がありそうな水泳部男子をどうやって後輩少女が拘束するに至ったかの説明は省かれ、自由を奪って見下した状態で作品はスタートします。
まあ、当然でしょう。本作の場合、そこは大して重要ではありませんから。
肝心なのは男は服を剥かれ、両手を拘束されて、「どうしてこうなった?」の混乱した頭のまま、後輩少女のペースで否応なく事態が進行していく事です。
反撃の手段と言ったら、首から上が自由なので拒絶の言葉を発するくらいです。
しかし、それも気弱な性格を反映してか、少女を怯えさせるような恫喝のレベルに達しているとは言い難く、NOと言えない日本人ならぬ叱れない先輩が止むを得ず、慣れない制止の台詞をふりしぼっている感じです。
そのため、少女の蛮行は止まらないどころか、ページが進むにつれてギアを上げていきます。
つまり序盤は先輩男子の惨めな姿を見下ろすだけだったのが、次第に女としての肉体的な快楽を求めるようになり、ネタバレしそうなので以下略です。
サンプルでも垣間見える事ですが、嬉しそうに見下した後輩少女の表情、そして、女の肉欲を追及して興奮が高まっていくのを如実に表した淫靡な顔が上手く描かれていて、全編にわたって下に見られている感を楽しめる良くできた作品です。