舉報鑒賞

サンプルを見れば言うまでもありませんが、絵の力がこの上なく強い作品です。
ゲームとしての構造(アニメーションとか音とか)を抜きに、仮にイラストノベルだったとしても値段分の価値はあるんじゃないかってくらいの魅力的な女体美が詰まっています。

システムの完成度は率直に言って同人ゲームと思わない方がいいです。
下手なロープライス商業ゲームよりコンフィグが充実していますし、Hシーンではヌルヌル動いて、ボイスが右に左に移動するなんて、フルプライスでも珍しい特盛状態です。
AUTOモードが頻繁に途切れるのが解せないものの、逆に言うとお世辞抜きでそれ以外の減点が見当たりません。

金髪お姉さんは男友達のような当たりの強さで悪戯したりしつつも、中身は純情な乙女で猛烈な主人公ラブです。
そんな態度ゆえに主人公に異性として見られているか自信を持てず、恋心を内に秘めていたいじらしさが可愛いです。

黒髪お姉さんは丁寧な話し方で、良家のお嬢様のような上品さでありながら主人公に対する距離感の近さが特別な関係を意識させます。
何よりも主人公第一で優秀なメイドのように鮮やかに家事をこなし、過保護に風呂場やベッドまでくっついてくる甘々の包容力が最高です。

その二人が主人公を巡って争い、って言っても女同士のドロドロした血で血を洗う戦いではなく、穏便に正々堂々とした勝負で決着を要求します。
つまり交互に主人公と一日を過ごして、どちらがより良いか彼に決めさせるのです。
一方は小悪魔っぽく男を惑わす魅力、一方は炊事洗濯から下の世話まで任せられる女子力で迫り、時にはと言うかほぼ毎回Hなハプニングが発生しつつ、親交を深めて行きます。
こんな素晴らしい美少女が密着して愛を告白し、純潔を惜しげもなく捧げてくれる生活、夢のような極楽です。