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「Lucrecia VI・VII」 へのレビュー
2018年08月03日 穂積 さん
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シリーズも終盤に差し掛かり、この6,7話では殆どずっと臨月の妊婦状態です。 いえ、作品側の「出産」のタグが示す通り、子供を産み終えた後はすっきりしたお腹を見せてくれますが、サンプルや同作者様の得意分野を参考にすれば容易に予想できるように、妊娠中が作中の大部分を占めています。 それを言った上で、あえて強調するのが「さらに加速する淫乱化」です。 ヒロインは前話まででも充分に病的なほど雄を求め、半ばひっきりなしに淫行を重ねていました。 それが一段階上がり、性欲が中毒の域にまで達し、もはや正気を疑うほどに貪りまくる牝豚と化してしまうのです。 妊婦ボディと矛盾すると考えるか否かは人それぞれとして、少なくとも母性の象徴と共存したそれは最上級の背徳感です。 母乳を撒き散し、分娩をしながらも、そんな生命の神秘は眼中に無く、最も優先されるのは雄の精となってしまった女の恐ろしいまでの性欲に否が応でも興奮します。
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