舉報鑒賞

例によって纏め形式のイラスト集なので内容的な一貫性は「太った女性」だけ、と思っていたのですが、本作に限ってはもう一つ統一性を無視できない要素があります。
「太る過程」を印象的に強調しているのです。
サンプルに掲示の家元が良い例です。
あえて痩せた状態を描き、Before-Afterを明確にしています。
題材にしたキャラクターは人妻から始まって、学生服が良く似合う少女まで幅広いながらも、全て体重の増加が実感できるよう工夫されています。
それは差分を用いた劇的な膨脹だったり、強制的に食べ物を流し込まれる様子だったり、自身の超肥満化に驚く台詞だったりします。
それに伴い、デブ女子愛好家以外には「何言ってんだ、こいつ」って思われかねない注意事項があります。
閲覧する際に、デフォルト順で見るようにしてください。
逆順にしてしまうと、せっかく肉塊レベルに太っていた女の子が痩せてしまった光景が目に飛び込んでくるので、激しくガッカリします。
この注意のニュアンスが共感できたなら間違いなくお勧めの作品です。

個人的には学生アイドルグループのスピリチュアルな女の子が素晴らしく良かったです。
凄まじい脂肪の量と学生服のコントラスト、太り過ぎて身動きできない自分の現状に戸惑う台詞、そして何より背景が上手く作用して巨体のサイズ感がわかり易く、これをベッドにして寝たいと思う最高の女の子でした。