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本作を購入する上で3つの注意事項があります。
1.長編か短編かの二択で言ったら後者です。
2.[作品内容]にも書いてあるように後付けバイノーラルなのですが、声優さんが動いて収録するのと違って左右移動が激しい部分があり、目が回る感覚になるかもしれません。
3.罵倒の常套句としての"変態"呼ばわりではなく、本作の主人公は社会倫理に照らしても本当に"変態"の烙印に相応しく、その突拍子もない行動には聴いている側が驚き、個人的には笑ってしまいました。

以上を踏まえて本作は「なんだかんだ言いつつもド変態を受け入れてくれる後輩女子が居る幸福」だと感じました。
上記の通り、なぜ逮捕ないし補導されないのか?不思議なくらいの主人公なので、ヒロインの台詞は説教に類するトーンです。
半ば呆れたような間の取り方で幼馴染を矯正するべく諭す印象でした。
一方で、先輩後輩の上下関係は忘れず、慇懃無礼に敬語を崩さない態度は逆に女性の怖さを強調しているとも思えました。
また、主人公の蛮行を指摘する中であえて隠語を含ませ、彼の興奮を煽っている部分もあり、ドM調教することで他の女に脇目を振らない自分だけの男にしようと画策している節も見受けられます。
現に、このド変態が浮気めいたことを言うとすねた態度を取り、Sっ気の中に可愛さも垣間見えると同時に、声優様の演技力に感謝した良作でした。