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誤解を恐れずに言えば、自分の耳では姉と妹の区別が付きませんでした。
ただ、これは声優さんの演技力の不足ではないと断言できます。
音痴と設定されたキャラが実際の作中だとめっちゃ歌が上手かったら違和感があるのと同じ理屈です。
姉妹らしさを出すために、わざと役作りを寄せているのではないかと思います。
それも含め、本作は「姉妹らしさ」「幼馴染らしさ」を出すことに重点を置いている印象です。
前者の根拠は先に述べた演技プランの他に、姉妹間でヤキモチを焼くような主人公を奪い合うような言動が何度かあり、姉妹両方とも主人公の女にしている感覚が高揚させてくれます。
また、後者はサンプルを聴けば勘付くかもしれません。
幼少期に男女の別を気にせず入浴したり遊んだりした思い出を事あるごとに言葉の端に乗せ、その頃と体の成長具合を比べて、ある種の当て馬にして興奮をあおってくるのです。
主人公の雄の部分に驚いたような感想を漏らし、彼女ら自身の女の部分が性的に育ったことを自慢げに話すことで、エロさを引き立てています。
おまけに、姉妹両方とも主人公に対し、熱く重い愛を持っていて、ワインのように熟成された積年のラブが両側から迫ってくる吐息が興奮間違いなしです。