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前作がシナリオ重視の作品だったのに対し、本作はシチュエーション重視の作品と言えます。
ただそのシチュエーションが素晴らしくオリジナリティに溢れていますね。

想像力を掻き立てる為にも、まずは登場する深海生物の写真を検索してみてください。
どれも微妙にグロテスクで、「こんな物本当に使うの?」というお姉さんの感想には思わず同意してしまいます。
それらの生物にどういう特性があってどう快感に貢献するかお姉さんは事細かに説明しながらコイてくれるのですが、これが絶妙な背徳感を生んで結構キます。

お姉さん自身がまた良いキャラをしていて、主人公を罵倒もしますがそれを補って余りある優しさがあって、頻繁にキスしつつ快感を高めてくれます。
そんなお姉さんの優しさが最大限に表れるという意味で、正直なところ僕は深海生物を使わない最後のトラックが一番好きです。
ただこれは手前の5トラックあっての感想かと思います。1つ聴くごとにお姉さんの可愛らしさが脳に蓄積して行って、最後に一気に爆発させられた感じです。

音作りに関してですが、効果音は生物ごとに違ったものが用意されていて、生物ごとのうじゅうじゅ感・ぐちゅぐちゅ感が良く表現されています。
環境音もリアルで、深海の異世界感と不思議な落ち着きを演出するのに一役買っています。
結構音が大きいため人によっては耳障りかもしれませんが、この点は環境音のみオフの差分があるので安心です。

まだ2作目ながらそれぞれ違った方面で魅力を感じる作品を出しているサークル様で、今後が楽しみですね。