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たった今クリアし終えたその指でキーボードを叩かせてもらいます。

「人外、とかくスライムっ娘が好き」という自分の性癖に忠実に従っての購入でしたが。

いやぁ舐めていました。その他の部分もまさかここまでの完成度だったとは。途中からただただのめり込んでおりました。

少し具体的に記しますと。

まずはシステム。とにかく「プレイヤ目線」に立った配慮がなされています。つまりはサクサクと進められて、詰む要素がほぼないということです。RPGというジャンルにおいて出来そうに見えて難しいジレンマを見事に解消しているなぁ、という心境でした。
ヒロインのスライムっ娘は成長がダンチに早いので彼女を主力にすれば戦闘面でも問題ありませんし、マップ等も広すぎず狭すぎずで無駄に迷ったりしないところもGOOD。かと思えば(スライムっ娘に)様々な技を覚えさせることが出来るというやりこみ要素もあったりと、RPGで陥りがちな「作業感」も払拭。終始楽しく進めることが出来ました。

キャラクターも個性と魅力溢れる人たちばかりで、会話を聞いているだけで飽きません。

そして何より、語らざるを得ないのが「ストーリー」の素晴らしさ。

【どん底にいた冴えないおっさんが、段々と周囲に認められていく】という、同年代のカタルシスをこれでもかと叩きつけてくるものとなっております。ここの部分がまた素晴らしくて、ちょっといい感じかな?　と思った次の瞬間にまた突き落とされて……みたいなじれったさもふんだんに散りばめられている。「早く続きがしたい!」と思わせてくれること請け負いです。その分ハッピーエンドを迎えたときの快感は半端じゃないです。最後のシーンなんかもう、というと語りすぎなのでそこまでは記しませんが(笑)。
あぁ、もう800文字になってしまう。もっと書きたいのに!

とにかく、良作です!