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「妻が間男との子を望んだ夜」 へのレビュー
2018年06月11日 ぴいひょろ さん
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愛する妻が下衆な間男に寝取られる……こう書くとありきたりに思えてしまいますが、この作品の特徴は主人公とヒロイン、間男の関係性が少年時代から続く因縁として描かれているところでしょう。 主人公と間男はかつては受験生とその家庭教師の間柄。しかし、間男は当時の想い人を寝取り、孕ませた上に、悪びれもしないとんでもない下衆野郎だった。 主人公はそんな間男を一時的にでも憧れを持って接していたことや、想い人を守れなかったことでひきこもり状態に。そんな彼を救ったのが今作のメインヒロイン。 ヒロインの助けもあり立ち直った主人公は、その縁もあってヒロインと結婚。息子も生まれ、デザイナーとして出世街道を進む彼女を支えるため、仕事を辞めて専業主夫となる。 そんな順風満帆な主人公夫妻の前に現れたのが、妻の新しい上司であるかつての間男で…… 間男の本性を知らないまま肉欲に堕とされていく妻の描写が、かつての主人公を襲った因縁・トラウマとも重なって非常に強烈なNTR感を演出しています。 前後編の前編ということですが、今作だけでもかなりのボリュームとインパクトがあります。 寝取られてフェードアウトしていった幼馴染の再登場や、今後の夫婦と間男の関係の行方など、後編にも期待が持てる作品でした。
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