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「自称魔法少女リェコット 私がセクハラされる理由」 へのレビュー

オススメ! キャラ性をエロとストーリーに十二分に生かしたシナリオ。

2017年09月04日   色月 さん

このレビューは参考になった x 1人

紹介文通り、大部分がセクハラ・盗撮などのシチュで作られている。雑魚敵各種にも敗北エッチはあるが、こちらも上記のシチュである。ボス敗北や淫乱堕ちといったここぞいうときの場面では本番がある。
セクハラやラッキースケベは微エロ傾向にあるので、その内容が多いと物足りない心配はあるだろう。しかし、実際にプレイしてみると1シーンごとがねっとりとした気合の入れようであり、不足感とは無縁である。教師や睡眠中など、ヒロインが逆らえない立場を利用してのセクハラや、ハプニングからのラッキースケベを堪能されるなど、このシチュの幅広い内容が用意されている。
また、この満足感を倍増させている要因は他に、作中の理恵子の明るいキャラ性と、男どもの昏い情念の差が考えられる。

ゲーム開始とともに理恵子の天真爛漫さに惚れこむ。立絵は表情だけでなく、全身で感情を表す。たとえば嬉しい時は拳を振り上げて喜び、落ち込んだ時は前傾姿勢でどんよりとする。驚いた時はグルグル目を回してあわてる。
こういった彼女の可愛さをそこかしこで見て取ることができ、純真さに惹かれてゆく。
そんな彼女に対し、男たちは欲望をむき出しにする者もいれば、偶然を利用する者もいる。そんな劣情に汚されてゆくエロスは格別である。

このキャラ性の良さはストーリーにも生かされている。魔法少女作品お約束のライバルもいるが、そのヒロインとの決着に大きく関係している。詳細はネタバレにつき省くが、理恵子のような素直さだからこそ、彼女の苦難に応えることができたのである。
本編は短めなだが、起承転結がはっきりとしており、キャラの動きに無理がないため、こちらも大いに楽しめる。

無垢な少女が食い物にされるエロとしても機能し、しかし無垢だからこそその明るさで人を救うことがある。一つの性格の両面性をうまく取り込んだ傑作である。

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