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エロは立絵・スチルなどの無理やりエッチと、タイムをはじめとした複数のヒロインとソレルとのノーマルエッチがメインである。
雑魚による戦闘中エロはカットインとともに表現され、服を剥かれたりおっぱいを揉まれたりと恥じらうタイムが可愛らしい。個人的にはベロチュー強制カットインがお気に入りであり、普段飄々としているタイムの驚きと泣き顔がそそられる。
ソレルとのエッチはセックスを楽しむという趣が強く、好奇心と快楽に夢中になる女の娘たちが鑑賞できる。エッチに対して慎重なソレルに対し、各ヒロインらしいやり取りも楽しく、愛がむき出しなものもいれば楽観的なものもいたりと、複数ヒロインの良さをしっかりと描いているのも好感触だ。

ゲーム部分は、本作が弾幕シューティング初心者である筆者からすると少しく難しく感じられた。ただし、面白さは一級品であり、繰り返しの挑戦も苦にならないほどよくできている。ボスのカットイン演出による盛り上がり、弾幕の華麗なる煌びやかさは美しく、ゲームをしている喜びは十分に堪能できる。

ストーリーはプレイヤーの「先が気になる」を常に刺激し続け、辞め時を忘れる程興味を掻き立てる。タイトルの語呂センスの良さからわかる通り、テキスト力も高く、キャラのボケもシリアスさもメリハリがついていて読みやすい。
特にネームドキャラは全員が魅力的だ。メインたちは勿論のこと、その章でのゲスト的なキャラも、悪人キャラもひっくるめてみんな印象的である。そのため、解決を目指すタイムたちに感情移入すると同時に、純粋に彼女たちの結末を見届けたい気持ちになる。

黒幕の目的は何かというサスペンス要素、タイムマシンがもたらしたものの大きさというSF要素も上手く融合しており、読み物としても、先述のようにエロゲームとしても優秀な本作、ぜひゲームを愛する方々ならばプレイすべき傑作である。