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エロは幅広く、淫乱段階エロ、敗北エロ、売春、エッチな依頼などなど、エロRPGならば誰もが思いつく内容がこれでもかと詰め込まれている。立絵も豊富な戦闘中エロのパターン、通常立絵の精液ぶっかけ状態、ヒロインたちの着せ替え多数とイベントスチル以外の魅力も持っている。

基本的には「エロさ」「淫乱さ」を主眼とおいている印象が強く、気軽くどのシチュ・シーンも楽しめる。
敗北エロはレイプシチュでもあるが、作品の雰囲気を壊さないよう、重くなり過ぎないような描写となっており、そのあたりのテキストバランスも良い。

エロばかりに目がゆきがちであるが、キャラクターたちも愛着がわく作りとなっている。
特にクレアの性格付けはなかなか巧妙であり、お金大好きな部分も実際にプレイしてゆくと可愛らしく映り、また明るい性格は素直に好感を持てる。
サブキャラ達との交流も丁寧であり、個別クエストを通して各キャラがクレアを好きになってゆく、信頼をはぐくんでゆくという過程がしっかりと描かれている。これは王道のRPGらしく、仲間が増えてゆく、物語が広がりを見せてゆく楽しみを味わえるということであり、ストーリー要素もおすすめできるゆえんである。

特にクレアと過ごすことによって、それぞれ違った成長を見せ、それがクレアを助けたりする。クレアは島の外の人間であるにも拘らず、この助けつ助けられつつの関係の中心にクレアがおり、物語を動かしている。
正に本作は「トレジャーハンタークレア」の物語なのである。