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「ゼヴェンの孕姫」 的鑒賞
2018年04月21日 色月 先生/女士
このレビューは参考になった x 9人
評論選擇的類別:
ジャンルとしては段階堕ちエロである。街中でのエロ大好き野郎どもに仕方なく身体を許しているうち、自分もエッチになっていく姫様のお話である。 特筆すべきはその尺の長さと、堕ちる過程(本番挿入まで)の書き込み量である。 先ずどのシーンも相当テキスト量が多い。最初のストリップシーンから最後の快楽を求める性行為シーンまで、すべてほぼ同量のテキストが用意されており、この密度の濃さはトップクラスである。 お堅い姫様の肩書・心情もステータスで変化してゆき、じわじわとエロくなってゆく変化が大好きなプレイヤーには堪らない作品となっている。 これだけヒロインに圧倒的不利な状況だと、暗い話になるのではと懸念されるであろうが、紹介文通り雰囲気自体は落ち込まず、重くならない。 なぜなら、竿役である町人全員は獣のような性欲を持つものの、心根が思春期の青少年を思わせるからである。口を開けば「おっぱい見せて、触らせて、揉ませて!」とばかり、中には「自分だけまだ」と拗ねるものまで出てくる。 このようなコミカルな「がっつき」が主な性向であるため、ヒロインの流されやすいチョロさと相まって気軽く楽しめる作りとなっているのである。 戦闘では、ハードモードにしてもしっかりと対策をとればちょうど良い難易度となっている。ダンジョンドロップも多く、街中での入手もエロとともに集めやすい。いざというときは低難易度に移行できるため、クリアに苦労はない。 エロ発生ポイントもいつでも行ける回想部屋で確認ができ、複雑な要求もされていないので抜きに集中したい人にも本作は優しい作品である。
(* 為必填項目)