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「斬魔猟姫ネームレスクイーン」 へのレビュー
2018年10月27日 色月 さん
このレビューは参考になった x 16人
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エロは暴力的な内容が目立ち、性欲の箍が外れた野郎や人外の魔人と、それららしいガシガシ犯す内容となっている。強い抵抗意志を持つクイーンであるが、それすらも凌駕するほどの汁気と性欲で圧倒する。通常姿のシーンも十分あり、配分もちょうど良い。 対峙するクイーン側でも、「絶対殺す」などと強がりも生意気も言う。決して負けてなるものかの意志を快楽で踏みにじられるシチュは、どれも淫靡で捗る。 犯されるシチュも、真っ向からの抵抗からの敗北以外にも、敵を圧倒してからの不意打ち敗北、完全に戦意喪失での媚び媚び雌セックスなど、微妙に違いを出し、シーンに特色を持たせている。 テキストのじりじりと追いつめられる描写から、耐えきれない快楽に背徳と嫌悪のいり混じった心情までそそられるものが多い。 声優様による苦悶の声、押しつぶされるかのような屈服、快楽に浸りきったトロ声は素晴らしい。 シーンにあったボイスと、ささやかな胸やむっちりした肢体、ギリリと歯を食いしばる悔し顔と、いちいちツボを突いてくるスチルも相まってかなりの出来である。 シナリオにも注目して頂きたい。特に竿役に過ぎないはずの「魔人」たちの書き分けである。クイーンを雌としか見ていない分かりやすいものもいれば、歪んだ崇拝をするもの、彼なりに真剣に自分たちの幸福を模索するものもいて、限りあるテキストの中に確かな違いを出している。ただの倒される敵ではなく、確かな「個」をもって生きているキャラとしての描写が脇役にまでフォローされている証拠であり、物語としても面白い。 クイーンの人生を問う物語性も味わってほしい。惨めになる苦難、絶望的な苦境が津波のように押し寄せてくる。その時、彼女がどのように「決断」し、どう生きようとするか。是非その結末を見届けてほしい。
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