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本作は主に2タイプの作品で構成されている。敗北凌辱を描いたフルカラーCGショートストーリー集と、催眠エロ攻撃によって犯されちゃうモノクロコミックである。

さてCG集では負けたらどんな目に合うかが主眼であり、こちらでは繰り返し表現される「完全敗北」に即した弄ばれ方が描かれている。催眠、機械、苗床などとそれこそシチュは幅広く、各々短いながらもエロくかつ手堅い内容でまとまっている。差分量もちょうどよく、進行とともにどうしようもない状態にされてゆくヒロインピンチ感が良い。お馴染みの他キャラとの同時凌辱もあったりと、サービス精神は本作にも発揮されており、そのあたりも嬉しい。

モノクロコミック編では、「戦闘中にエロいことをしたい」がメインであり、コマンド入力とその技名・効果が次々とヒロインを襲う。竿役がゲームの常連らしく、彼によって畳みかけるようにエロスに囚われて負けてゆく強気ヒロインは捗る。

次々に繰り出されるコマンド技とその説明も、実際にあったらそれらしいテキストとともに小気味よく紹介される。このあたりは既存シリーズのカード説明で培われた描写力が生かされており、読みづらくならないように配置し、要領を得たテキストで簡潔にしてあるのはうまい。このことはサークル様のエロ発想という特色(既作ならばエロカード効果、本作ならば格闘ゲーム風エロ技)を味わえて、コミックでもその腕の確かさを堪能できるということである。