シナリオ、ぽろりさん!
イラスト、ぎうにうさん!
ボイス、紫乃小文さん!
という力強い布陣で、これはもう絶対抜ける奴だと思っていたんですが、それよりも幸福論的な部分で色々と考えてしまう、別方向でインパクトを残していった作品でした。
勿論、後で「やることはやった」んですけども。
この作品はあくまでつがいで甘堕ちなので、最終的には破滅が待っているとかそういう展開はありません。
むしろ、幸せの為に堕落という手段を選んだ、とでもいうような。
ある種の真摯さがあり、でもまあやっぱり確かに卑しくもあって。
何となく、ぽろりさんらしさがとても詰まった作品なのかなという印象があります。
その一方でロリータシリーズでは満たされることが出来なかった人にも読んでみてほしいような。
月並みな感想ではありますが、色々なことを考えさせられる不思議な作品でした。
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