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敗北したヒロインが人としての生を終えて、石造りの芸術品に生まれ変わっていく顛末を描いた作品です。
恐らくは意識を取り戻した直後から手足が既に固められていて、実質的にはダルマ状態。
それから腰、胸、頭部、陰部と順々に固められていくわけですが、
ヒロインであり石像の材料でもあるクールミントちゃんの人として終わっていく恐怖が、人の身体では味わえない生涯最期の責めによる快楽で無理矢理に押し潰されていく様をとても表情豊かに表しているのが好印象でした。
一見ライトな作風で、仲間が来れば元に戻りそうですらありますけれども『生命維持装置』に言及があるのを見る限り、
この可愛らしい少女がただの冷たい石塊へと完全に、そして永遠に置換させられてしまい、二度と血の通う事は無いのだという残酷さと背徳感を感じられます。
愚かな少女の逝き様を克明に表した芸術品を見て完成度の高さを喜ぶとともに、その売却益に思いを巡らせる加害者の姿も
敗北した戦うヒロインも他の犠牲者と同じくそのヘビーな結末を黙して受け入れるしか無いのだと再認識させられ、いっそ彼女を落札した好事者の立場になり、その磨き上げられた石の裸体へ精液をぶちまけたくなる欲求に駆られました。

総合的に見るとお値段以上の素晴らしい作品です。
人によっては次作の人形化よりも、こちらの方が好みの方もいらっしゃるかもしれませんね。