エイプリルフールに発売されたジョーク作品というですが、それにしても「一体何があったのだろう…?」と言いたくなるような作品です。
ウタカタさんの他の作品を、まだお聞きになっていらっしゃらないのであれば、他の作品を優先することおすすめします(笑)
端的に作品の内容をご説明すると,任侠(?)の世界において、耳かきの密売を行っている聞き手をこらしめるため、シマを仕切っているトモエとオリョウが、耳かきと耳舐めをするという物語です。
何を言っているかは全く分からないと思いますが、最後まで聞いた自分も結局何が何だか全くわかりません。
歩サラさんと奏雨さんの演技もなかなか衝撃的なものでした。
自分はこれまで奏雨さんの作品は数作品程度、歩さんの作品は10作位は見てきたと思いますが、全く聞いたことのない声のトーンでした。特に歩さんは「どうしちゃったの?」と言いたくなるような声色で、歩さんをご存じの方は誰もが驚くようなキャラとなっています。
それほど機会は多くはないものの、自分は舞台を鑑賞することがあるのですが、どちらかと言うと、そうした時の演技に近い印象ですね。アニメっぽい可愛らしい声を作ろうといった気は全然全く微塵も感じさせませんが、とても活き活きとした人物像が浮かび上がってきて、様々な意味で面白かったです。
色々と書きましたが、歩さん、奏雨さんというお二人の人気声優が起用されていることや、バイノーラルの臨場感、和の世界観など、これまでのサークルさんの特徴はきちんと押さえられています。
お二人のフリートークも、本編と同様にはちゃめちゃな雰囲気が笑えますし、興味が湧いた方は是非手にとって笑ってほしい作品です。
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