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「四国志すぺしゃるDX ~酒池肉うどん戦記~」 へのレビュー

オススメ! 文系寄りのテキスト重視、地方愛に満ちた戦略ゲー

2017年12月15日   いかぽっぽ さん

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日本戦争開発ゲームさんの作品はあらかた遊んでいますが、なんといってもゲーム内の資料が非常に充実してる。
他のゲームじゃ真似出来ないレベルに詳細に、そしてわかりやすく書かれた膨大な情報は「文系寄りのゲーム」と言っても過言ではないかと思っております。

本作、四国志すぺしゃるは全国版を控えたR18要素を組み込んだ戦略ゲーであり、四国を統一するべく香川県が頑張るという話。
UIは非常にシンプルで遊びやすい反面、綺羅びやかさは乏しい。
しかし、最初に言った通りこのゲームは「文系寄りのゲーム」であり、四国の市全てにイベントが備わっている。そのイベント内では作者が丁寧に調べ上げたであろう地元ネタが練り込まれており、このゲームがいかに四国に愛情をもって作られたかが分かるのだ。
また、キャラクターもいつものサークルさんのノリであり、非常にユーモラス。エロも専用のライターさんが書いていて、ゲームの内容・エロ描写に関しても完璧と言って良い出来だ。

昨今、同人エロゲにもシナリオ以外にゲーム性が求められる時代。このゲームを買って損はないことは確実だ。
そして、文系の人間であるならば、この濃密なテキスト群を堪能できるだろう。

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