舉報鑒賞

本作をローグライクと呼ぶのかどうかは分からないが、運が絡むため時に苦境に陥り、しかし適切な行動を取ればリカバーは可能であり、
ボスに辿り着く前に階層を進みながら万全の態勢を整えなければならない、というゲーム性はまさしくローグライクの感覚と言えよう。
難易度はかなり高いが、「キャンプ」が用意されているため窮地に陥れば撤退すれば良いし、3フロアずつの小刻みな攻略も可能。
レベルの概念はないが装備の強化は可能なので敵が強ければレベル上げならぬポイント上げで装備を強化してから攻略すれば良い。
もっとも、主人公が時間に追われているという設定はどこへ行った?と言う話になるので
キャンプはあくまでクリアできない人への救済措置であって、一発クリアを目指すのが本来の遊び方なのかも知れない。
クリアすれば回想モードは全開放されるので「アイテムか、エロか?」という選択肢で悩む必要は実はあまりない。

エロに関して特筆すべきはボリュームの多さ。
雑魚敵まで固有の敗北エロを持っているためCG枚数は非エロ・微エロを除いても30枚で
1枚当たりの差分・文章量が多く、機械姦の執拗さ、容赦のなさが存分に表現されている。
先に他キャラの凌辱の様子を見せられる→(負ければ)主人公が凌辱、と言う流れはベタではあるがやはり良いもので、
ローグライクならではのジワジワと苦しくなっていくゲーム性も興奮に一役買っている。
BGMも全体的に暗く、ストーリーも主人公が笑顔になるシーンなど一つも無い。
そういう作風でも問題ない、むしろそういうゲームが良い!という人におススメの一作。