舉報鑒賞

女性を好き勝手に犯して洗脳し、服従させるという流行りのシチュエーションです。
洗脳されても理性を失うわけではなく、キャラクターの性格がきちんと描かれているおかげで冗長にならずに済んでいて、最後まで楽しく遊べました。
説明にある通り戦闘の無い探索型のゲームで、取りこぼしや周回限定要素も無いのでストレスなく手軽に遊べるのもポイント。
喋らない主人公とチップチューンが昔のRPGのような雰囲気を醸し出していて、個人的にはその点も気に入っています。
絵柄が特徴的で、サンプルのような画像が好きな人はかなり楽しめるのではないでしょうか。

話としての特徴は、住人たちを勝手に無理矢理グール化することを、ヒロインは善行だと信じて行っているという点です。グールは肉体的に強い上に普段からある種の幸福感を感じるらしく、マリーカはそれが人間にとってより理想的な状態だと心から信じているようです。
しかしやっていることは上述の通りで、直前まで嫌悪感を顕わにしていた女性の豹変ぶりはまさに洗脳。
そんな中、一人オイシイ思いをしている無言の主人公は何を考えているのか…などと思いを巡らせてみるとなかなか面白いです。