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基本的に、主人公タケルとヒロインたちとの日常風景を描いてから、性欲モンスターでありタケルの友人である猿田の圧倒的なオスの力によってヒロインたちが即堕ちした場面を描くという、要所を取り出せば即落ち2コマのような流れで進行していきます。

そう、基本的にタケルの視点では、いつの間にか各ヒロインがメス堕ちした状態で映ります(先輩は微妙なラインだけど)。そのため、私の視線は、各ヒロインへの思い入れよりも、タケルの心情や、メインで出番もセリフも喘ぎ声も多い猿田にフォーカスが向けられました。
猿田は、純粋に性欲の赴くまま、欲求を最優先して所かまわず、相手との関係の深さも関係なく、目の前にぶら下げられた絶好のメスに肉欲をぶつけることしか考えていません。誰かの関係を破壊するとか、そんな思惑は一切なく、ただ本能で行動します。そして、何でもないように、タケルへ元気に笑いかけ、時には気遣い、元気づけのために自分とメスとのハメ撮りをただ好意で送りつけます。
そんな、普通なら異常と考える猿田のタケルへの好意があまりにも友情という概念を超越していて、お前もうタケルもメス堕ちさせてやれ!タケルもハーレムに加え入れてやれよ!!と切に感じました(なんか以前そんな単行本を読んだな……)。実際、猿田はタケルが自分の女たちと交尾をすることを厭いません。むしろ、積極的にシェアしようとしてきます。タケルが交尾するところが見たい見たいなどと宣うのは、好きじゃなきゃ出ないんじゃないでしょうか……。
タケルはタケルで、猿田への嫉妬、恐怖、畏敬をビンビンに出しており、最終的には同じ動物レベルにまで身をやつし、猿田の存在に幸福感を抱くほどです。お前にはメスはいなくなったが、タケルがいるぞ…!(望めばタケルとセックスしてくれそうなヒロインは幾人かいるが)
良かったな、タケル。幸福になれ。

俺は何を書いているんだろう……。