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「発射できない男(仮)」 へのレビュー

爽快? かどうかはさておき、意欲作でした。

2016年08月29日   クロボン さん

このレビューは参考になった x 10人

原画を担当されている、絵師/漫画家のもくふう先生のファンなので、プレイしてみての感想です。

まず、複数の原画家さんを起用するかたちをとっているので、「これは、もくふう先生の絵だな」という感じの統一性のあるメインビジュアルに対して、ゲーム中の立ち絵やCGはズレを感じることが多いと思います。が、致命的にエロくないとか、構図が破綻しているなどの問題は生じていなかったと思いますので、ADVゲームとしては及第点と筆者は考えます。

内容についてですが、オーソドックスな紙芝居方式のADVで、各EDに至る条件も緩く、遊び易いゲームだと思います。加えて、同人ゲームとしては、ヒロインが4人と大目なので、総じてダラダラと中だるみしない程度の尺(サークル様の想定プレイ時間が長めに設定されているのはフルボイスを全て聴いている勘定のためです)で揃っていました。
ハチャメチャ系と自ら名乗っているだけあって、シナリオは商業作では無理だろうな、という要素が満載です。電波ソングから始まるOPからは、少しおバカな抜きゲーかな? という印象を受けるのですが、シナリオによってはホラーの領域に片足を突っ込んでいるような内容もあり、昨今の商業作が無難で、ストレスレスかつイチャラブ重視という方向に向かっているのに対して、本作は「やりたいことをやった」感が各シナリオから感じられ、例えはあまりよくないのかもしれませんが、『恋×シンアイ彼女』のような意欲作であると感じました。恋カケと異なる点は、経過こそ重い内容もありですが、最終的なゴールが基本、ハッピーエンドなところでしょうか。サークル様が謳っている、爽快な~という部分には1プレイヤーとしては疑問符をつけたくなりますが、終わりよければ全てよしなのはデカいです。

また、音楽や声優さんまわりはかなり豪華で、そこを考慮するとかなり良心的なお値段です。

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