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100円でさらに90%offセールってどういうことなの・・・と
どきどき購入してみましたが、ふたを開けてみれば
しっかりミの詰まった作品でありました。

ショートショートの体裁で描かれる三編の小説がメイン。
すべて1000、2000字を超えるけっこうな分量があり、
うち1点が挿絵的にサンプルのループGIFを用いています。

どのお話も会話劇に近い軽快さで仲睦まじい男女の掛け合いが
ほっこり描かれ、地の文も最低限ながらに
女の子のかわいらしさがありありと想起され、随所で背景のディティールを想像させます。

ピークに近いけれど、まだもう少し上り詰める余地のある、
そんな、もっとも楽しいころのイチャイチャがさっぱりだけれど甘ったるい読後感。
えっちの最中に飼い猫のいたずらを気にしてゴムの始末を心配してみたり、
そういった生っぽさが、画風と同じく暖かなきもちにさせてくれる作風です。