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毎度のことながらよく新しいことが思いつくなぁと驚かされます。

今作で非常に印象に残ったのはやはり時計の修理でしょうか、作品の題名にもなっている通り、やはり目新しさという点ではこの部分でしょうか。

工具のカチャカチャとした音、精密な機器を扱っているような小さいけれどしっかりとした音、それから布擦れの音など、実際に時計の修理を行ったり、そういうところを見たことはないけれども、情景が想像できるような雰囲気が作り出されています。

また、時計の修理の際にはバックグラウンドにジャズの音楽が流れていて、これがまた素晴らしいんです。

クラシカルな雰囲気ってよくわかんないんですけど、なんとなくそんなように感じられ、時計の修理している情景にものすごくマッチしているんです。

時間の流れがゆっくりに感じられるような、落ち着いたしっとりとしたひとときを感じることができます。

はこべらさん、時計の修理しそうですもんね、なかなか思いつかないながら、決してキャラクターに突拍子もないことをさせているわけではなくて、本当にあってます。

素晴らしいアイデアだと思います。作品の完成度については毎回のことながら素晴らしいです。
それ以上にやはり雰囲気が素晴らしいかと思います。
今回のジャズ風味の雰囲気は今までになくて、和風な感じであった道草屋を少し異国感を味あわせてくれて、新鮮でした。