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ゲーム性だけに注目すると「ただのドットアクション」の一言に尽きてしまうのですが、本作品が秀でているのはユーザーがあれこれと考えることによって長くゲームに付き合えるような仕様になっていることです。
たとえば武器は全て合わせて37種類あり、当然それぞれの性能も違います。このステージにはこの武器がいい、といった相性を考察するのももちろんのこと、このステージには不利な武器をあえて選んで自分の腕を試してみる、といったプレイも可能となります。
また(エロシーンに限りますが)テキストをユーザーがエディットできるような設定にしているため、主人公の台詞を好みのものに変えられるのも他のゲームから一線を画しています。個人的な話にはなりますが同人ゲームを何本かプレイしている経験から、自分もこういうものをつくりたいと何度か思ったことがあるものの、技術がないので諦めていました。そのためこのシステムはそうした欲求不満をわずかながら鎮めてくれる点で、満足度は高かったです。

本編といえるであろう「DarkStriker」だけでも大変遊びごたえがあるのですが、その他にもミニゲーム的なコーナーを複数用意しているのも長期的にプレイしたいと思わせてくれます。
敗北すると敵に犯されてしまう陵辱系のシナリオではありますが、基本的に主人公が天然ボケをかまして周りがそれにツッコミをいれるという、どこかほのぼのとした雰囲気も愛着をもたせてくれるところです。
値段相応のクオリティ、ないしは値段以上のボリュームを備えているといえる一品でしょう。