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まず、頭のおかしいクオリティ
2014年の作品とは思えない、むしろ今やってもなんだか浮世な感じが出てしまいかねない素晴らしい出来栄えです。
そして、男らしいHシーン初期段階で全開放。
抜きゲーのにおいがプンプンしかねないのにそれでも何度も見返したくなるダークで深みのあるストーリー構成。
男主人公といった感情移入の対象がいない分第三者としての客観的な考察をメインにした作品。
最初は多く語られないがものの、ヒロインたちの繰り広げる人間ドラマは必見。
そして忘れてはいけないぬるぬる感、人によってはくどさを感じるくらいの動作の鮮やかさ、目がとろけそうです。仕草ひとつひとつに目が奪われました。
もはや常識を逸しています。
また、なんともいえないフワッとしたタッチの絵がドツボにはまりました。
若干ネタバレにもなりますが、エンディング後の演出が粋すぎて涙目になったのも、この作品を好きになる理由になります。
ダークテイストかつふたなり(途中からは意識しなくなるかも)に抵抗がなければ、いや、あったとしてもひとつの芸術としてひとつ手にとって欲しい一作です。
また、3Dモデルとは違い、カメラワーク詐欺みたいなことができないのにも関わらずこの完成度、素直に尊敬の気持ちしか湧きませんでした。