禁忌を犯すことへのルール、もうこの時点でルールもへっくれもありませんが、この話にリアル感を持たせ、ほのぼのした日常パートとしての役割を買い、なによりそれが後の展開への布石として撒かれていることでその重要性を認識できます
物語は前作から1ヶ月後ですが、先に申し上げた通り、ルールが敷かれていることもあって、そこまで退廃的な空気感はありません。わがままな息子にしょうがなく付き合う母親としてしっかり親子の関係が成り立っています
行為をすることにあたってのルールがあることで、その場面が訪れることへの期待、そしてそうなったときの興奮はひとしおですね。ハイライトでは息子の母への愛情とそれを仕方なくも受け入れてしまういわゆるお約束も、扇情的な絵も相まって最高でした
次回作を当然希望しますし、これ以上いってしまうとネタバレですが、ルールとはやはりそうあるからこそ存在する、その後の展開に期待してしまう終わり方でした
|