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面白い点がいくつもありました。
　ファンタジー世界が土台になっていますが、その世界、地域、国、キャラクターの設定がよく練られていて感心しました。作者はきっとこういうファンタジー・年代観が好きなのだろうと思えてきて嬉しい気持ちになります。

　ゲームとして感じたことは以下の通りです。
〇長所
・世界観がよく練られている。という魅せシーンが多い。
・主人公(ヒロイン)の心情変化の様子が主観・客観で豊かに描かれている。
・メイン、サブイベントが豊富。一度選ぶとその周回では取返しのつかないイベントも複数あり、『ユーザの任意選択』の重要性を感じる。

〇短所
・会話シーンで、Ctrlで飛ばせない部分がある
・何気ない会話で「いいえ」を押すと二度とその選択肢が現れない場合がある。(※この”場合がある”というのがやっかいで、法則性が無いという点が非常にユーザストレス)

〇その他
・ヤれば出来る。　←GOOD
・NPCから察せられる世界観が多い。エロとは直接関係なく世界はそこにあって、その土台の上で主人公が色んな目にあう、というゲーム感が楽しいです。
・次回作があれば、『ユーザの時間もリソース』という点を念頭に入れて作ってほしい。特に戦闘とモブNPC会話。