استعراض التقرير

前作の「あまえたいむ」は後輩に甘えるのがメインでしたが、今回は先輩に甘えられます。なんか逆のように感じますがまぁ気のせいです。年上が甘える側という点は同じなので多分一緒です。はい。
しかも驚く事に、Track1時点では全くの他人からお話が始まります。結構音声作品を買い込んでいるつもりではありますが、恋仲だったり幼馴染だったりする事が多いので相当に驚きました。

それがTrackを重ねるにつれ少しずつ、時に一足跳びで距離を縮めていきます。本当はもっともっと甘えたかったのに、ある事がきっかけで強い責任感の下自分がしっかりしなきゃって幼い頃から自分を律していた過去が見え隠れする様になります。その甘え足りない分が少しづつ、時に一気呵成に雪崩れ込んできます。この時の信頼されている事が認識出来る事、自分の前だけで見せてくれる姿、ダーリンダーリンと甘えて来るなど、「好きと言われていないのに好きだって言われ続けているような感覚」による充足感や快感は他ではなかなか味わえない物であるように感じました。尊い。

あと聞き進めていくと、割と本気で「大丈夫?友達は?」と心配してしまう場面がありました。生徒会長+社長令嬢+仕事出来る人ってキャラなので近寄り難い印象があるのは否定出来ませんが。今思うと、それが余計に彼女の寂しさを増長させてしまっていたかも知れません。

総じて、甘え/甘えられによる癒しの究極点にいる作品だと思います。お値段が張る方なので買い難い印象もありますが録音分数、視聴体験価値、音や囁き声の丁寧さを鑑みると値段以上の価値があると十二分に言えます。作品概要を読んで気になった方、前作も購入し気に入った方はとりあえずポチってみましょう。きっと後悔しません。