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「官能的っ!ミステリアスな古書店員による無感情搾精」 へのレビュー
2018年04月21日 リアルタイム さん
このレビューは参考になった x 8人
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本作品、男性側と女性側のどちらの立場にたって聞くかで、真逆の印象を受けます。 聞き手である男性は、古書店で働く近所の元同級生の女性(なつこさん)に気があり、足しげく古書店に通ってはちょっかいを出したり、時には下着を失敬しています。そして今回は稀覯本をネタにして、うまいことやっちゃおうと目論見ます。導入部にある店頭での会話で、彼女のきつい物言いにも、「気心の知れた者同士の遠慮のない会話」として楽しめます。 他方女性側ですが、子供のころに本ばかり読んでいたため孤立していた自分に声をかけてくれたのをきっかけとして、はじめのうちこそ男性のことを憎からず思っていましたが、やがて心は別の男性へと傾きました。ただ、近所であり親も知り合いであるため男性と縁が切れなかったのと、自分の下着を盗んだことへの疑念があったこと、そして今回の本をダシにして関係を求めてきたことにより、男性への嫌悪は頂点に達します。 プレイ内容は、手コキとオナホコキのです。無様によがり、自分のベッドで精子をぶちまけようとする男性に対し、女性はきつくなじります。 タイトルには無感情とありますが、かつての恋心と今の男性とのギャップからくる失望、こんな形で関係を持とうとすることへの怒り、自分の怒りすら性的快感として溺れていく男性への侮蔑、など、様々なネガティブな感情、積年の思いを、彼女は淡々とした口調ながらも激しくぶつけてきます。そして最後には、絶交を叩きつけます。 全体として、「エロゲで、幼馴染のヒロインを選んだのに、どこかで選択肢を間違えて彼女の不興を買い、そのままバッドエンドに突入してしまった」という感じでした。もしかしたら、仲良しのまま良好な関係が築けたのではなかったかと、後ろ髪惹かれる思いがする結末でした。こういう後味の作品はあまり多くないと思うので、貴重な作品だと思います。
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