|
クマにでも襲われちゃいますよ。誰がだ、俺だ。旦那様だ。
冒頭からお客様第一号で縁を感じるだとかなんとか口走る菖蒲。なんだ、コイツ頭おかしいのか。でも嫌な気はしないぞ。小川のせせらぎや鳥の声もいい感じだ。菖蒲の声は非常に癒やしに特化されており、とても耳に心地よい。ずっと聞いていられる声。流石歩サラさん。
宿に着くと早速耳かきしますか? とのたまう菖蒲。大丈夫か、コイツ。早速耳かきってなんだ、意味がわからんぞ。でも旦那様ですから耳かきされます。田舎特有の環境音を背景に菖蒲の昔話が続く耳かき。会話は一方的で、のんびりノスタルジーを感じるもの。やばい、超眠い。旦那様、寝ちゃいそうになる。
両耳ともに終り、夜はお楽しみに……と含みを持たせる菖蒲。お、お楽しみに……? ( ´,_ゝ`)ﾌﾋﾋ…旦那様すごく期待。
夜になり、食事と風呂を終えた旦那様は部屋の縁側で涼む。そこに菖蒲がお酒を片手に登場。今日は特別な日だとかなんとかのたまいながら一人で手酌し飲み始める菖蒲。おい、旦那様にも飲ませろ。でも、飲む音と時折耳の近くで囁く声が超色っぽい。もう許しちゃう。一人で飲んで、どうぞ。
そこからは酒が入った菖蒲の一方的な耳舐めが始まる。あ、ｱｧｧｧｧｯ!!!! す、スゴク……イイッ! 色々言ってすみませんでした、菖蒲さん最高です。もう何がいいかって、無駄が一切ない。非常に好感が持てるのが「激しくなく」「淫語が一切なく」「終始菖蒲優位であり」「旦那様(主人公)は一切能動的に行動しない」こと。クサイ台詞回しも特にないし、なんというか……こう、ものすごく自然のままに聞けるんですよ。
是非とも音量を上げて、ヘッドフォンで暗闇の中で聞いていただきたい。癒やしを求める諸兄には是非とも聞いていただきたいオススメの一品です。
|
