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「力に屈して怯えている女騎士がただひたすら許しを請うだけの音声」 へのレビュー

「殺さないで」と言われたいと思ったことはありませんか?

2019年06月16日   ゾゾ さん

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紳士なら誰でも一度は「命だけは助けてください」と強い女性に言われてみたいと思ったことがあるだろう。
そんな切なる願望を、この作品は極めて簡潔に叶えてくれた。
強い女性の一つの極致である女騎士が、一分に満たない挑発をした後、たっぷりと謝罪と命乞いを繰り返してくれる。
騎士の種類もクール系、忠臣系、姫騎士系と手堅いラインナップを押さえてあり、彼女らが恥も外聞も捨てて許しを請う様は、充分に嗜虐のカタルシスを感じさせてくれる。

中でも一番のオススメは最後の騎士である姫騎士で、国を思う気高い姿から一転、自らの身体を差し出すことも厭わずに無様な謝罪を繰り返す落差を見せてくれた。
神に祝福された純潔の身体をアピールし、泣きそうになりながらも必死に作った甘い声で、言い慣れていないであろう下品な言葉を発する様にはリビドーを感じずにはいられない。

作品の欠点を挙げるならば、、シチュエーションが簡潔すぎることだろう。
女騎士たちは負けた途端に「ごめんなさい」「死にたくない」「あなた様の奴隷になります」と壊れたロボットのように繰り返すのだが、一方で「強者と対峙して無様に敗北した自分を卑下する言葉」や、「完全敗北宣言」などの台詞はあまり含まれない。
そのため、発する台詞が屈服の証というよりは、瀕死の動物の鳴き声のように聞こえるのである。
死を目前にした人間の言葉としては正しいのかもしれないが、音声作品として考えるならば、長尺の敗北宣言は入れて欲しかったように思う。
実際、性奴隷になると宣言する割には服を脱ぐこともなく、ズボンを下ろして待機していたこちらはやや肩透かしを食らった。
心からの懇願を求める人は、この作品の命乞いはやや方向性が違うと感じるかもしれない。

とはいえ値段の元は充分に取れる作品だったので、人生で一度は美女の生殺与奪を握ってみたいと思ったことのある人にはオススメの作品である

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