استعراض التقرير

おそらくタイトルを一見してユーザーがイメージするであろう期待のとおりに展開が進みます。ある意味、予告ホームラン。それどころか軽く予想を超えて場外までカッ飛んでいくカンジ。
エロのボリュームもあり物足りなさを覚えるということも無いでしょう。

｢500円で10分なら5万で16時間40分｣…なんてお笑いネタみたいなアイディアですが、根がマジメなヒロイン設定もあって実に効果的な舞台装置機能に。
アイキャッチで示される｢残り時間と“正の字”｣も実によいアクセントで、読み進めやすさにも貢献していて脱帽ですね。

『おじさん』は“性戯の鉄人”ですが意外や｢根っこは至極真っ当な紳士｣、「あくまでプレイ」というスタンスで“援交”というテーマから外れません。
いろいろと無茶されるヒロインだけど、ソレで後々悲惨な目に…という鬱展開は無し。
急速に目覚めさせられてしまうけど、即メス犬ビッチ化するわけでもなく(行為の最中はともかくとして)日常に戻っていくことができます。

…その筈だったのに…運命は物語の続きを望んでいる様ですよ。
そんなワケで「69日と10時間40分」の物語ならどこまでいってしまうのか知りたいものですね♪