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「雪女の宿【小雪編】 ~雪に閉ざされた宿で、癒されて、食べられる~」 へのレビュー

オススメ! 食べられるとは、まさにこのこと

2018年04月13日   さもありなん さん

このレビューは参考になった x 3人

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トラック1を聞き始めた時は「丁寧で癒やし感の強いおはなしなのかな?」と思いました。

こやまはるさん演じる小雪は、一生懸命さと初々しさがある小動物のような子で、微笑ましさすら覚えます。

環境音の演出も丁寧で、雪の降り荒ぶ山奥の宿で静かにまったりするのだろうとーーーーー


思っていると、間違いなく呑まれます。

じわりじわりと沼に沈んでいくようにゆっくり誘惑され、心を奪われ、身体は動かず、気付いたときには徹底的に絞られる。
ボイスドラマでありながら、多幸感とともに、最後には「彼女から抜け出せないのではないか」という恐怖すら感じる展開は秀逸です。

雪女は人の精気を吸う、淫魔的なものとして描かれることもあるといいます。
そういう意味では、この作品は間違いなく「雪女の宿」でした。

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